口腔筋機能療法について
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最近のお子様は硬いものを食べるのが苦手になったと言われています。お子様の好きな食べ物と言えば、カレーライス、ハンバーグ、ラーメンなどあまり噛まなくても食べることができるものが上位を占めています。
物を飲み込むには、上下の奥歯、前歯と全部の歯が噛みあたらないといけないのですが、舌を前歯の間から出して物を飲み込む方がおみえになります。こういう方は口腔筋機能療法(正しく物を飲み込む練習)をしなければ、咬みあわせや発音が悪くなってしまいます。
以下の項目に二つ以上思い当たれば口腔筋機能療法の対象になります。
奥歯が上下噛みあたっているのに前歯が噛みあたらない
いつも口を開いており、無理に閉じようと思うと下唇の下に梅干のような皺ができる
幼稚園に上がるまで、もしくは現在まで指をしゃぶったり爪を噛んだりしている
硬いものを食べるのが苦手で、食事が終わるまでの時間が長い
サ行・タ行の発音が聞き取りにくく、幼児のようなしゃべり方が抜けない
口腔筋機能療法のレッスン内容について
当院では訓練を受けた歯科衛生士が担当になってマンツーマンで口腔筋機能療法を行っていきます。
正しい嚥下(飲み込み)をする時に使う筋肉(舌の筋肉・唇の筋肉・噛む筋肉・のどの筋肉)を別々に訓練して、飲み込み方を覚えていきます。そして最終的には無意識の時でも舌が歯を押し出したり、唇を開けたりしていないようになることが目標です。